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 福島県 西会津 
黒男山(980m西会津町/柳津町)
笠倉山(994m只見町)、 前山(835m金山町)
俎倉山(1056.5m昭和村)
雨で国土山(858m金山町)中止
  

【期日】2018年11月04日(日曜日)~ 6日(火曜日)

【メンバー】(CL久曽神 皐浩)、礒田 武志(合計2人)

【コースタイム】
11/04 東北新幹線やまびこ203 大宮7:05集合→郡山8:18着JRレンタカー発8:57→郡山IC9:17→10:17西会津IC→R49→R400→10:28落合→大滝集落→10:39祝沢橋に駐車420m発11:02→11:49P685→12:25展望台?800m→12:59しめ縄→13:10黒男山(Ⅲ980)発13:35→展望所→14:34P685→15:00祝沢橋駐車場15:04→15:20国道(落合)→16:07会津川口(橋本屋旅館)

11/05 宿から車で5:59→R252→塩沢橋・集落→林道→6:43なんと通行止め(立安沢分れ標高点398m辺り)駐車6:49→7:08栃ノ木橋→7:22清水平(馬尾滝標識)→登山口 期待した目印赤符なし490m→7:46笠倉沢まで行って引き返す→7:50登山口→杉林→広葉樹林の急坂の次は薮→10:26笠倉山(Ⅲ993.7m) 10:55→12:28登山口→12:51清水平(馬尾滝標識)→13:22通行止め13:28→塩沢橋→R252→会津川口→R23→14:15太郎布登山口14:20→15:06前山(Ⅲ835.2m)15:15→15:54太郎布登山口15:59→会津川口→16:15橋本屋旅館

11/06 橋本屋旅館6:08→会津川口→R400南下→左に美女峠標識・袴沢林道入口6:35→袴沢林道→四つ角P美女峠への林道が延びている→7:22俎倉山登山口(地形図ではここが美女峠)→7:25高姫清水→7:30美女峠頂上道標782m(標高点810m?)7:33→俎倉山登山口に引き返す→俎倉山登山口7:41→8:19俎倉山(Ⅲ1056.5m)8:28→俎倉山登山口8:54→四つ角P9:15→10:16袴林道入り口→雨滴→国土山(Ⅲ858)を断念→会津川口11:02→会津坂下IC(ETCゲート工事中)→郡山IC→駅近くゼネラル石油給油→13:24JR駅レンタカー→郡山駅始発なすの276号13:39→14:50大宮(解散)

【宿泊】橋本屋旅館(旅館橋本屋)住所 金山町川口 電話 0241-54-2534
【日出日入】日の出06:05、日の入り16:44(東京)



【コメント】
【動機】
  久曽神さんから年初にメールや、残雪期にテントの中で勧められていたのは奥会津(南会津)の登山でした。会津地方とは、西は越後山脈、東は奥羽山脈、北は飯豊山地と吾妻連峰に繋がる稜線、南は尾瀬で囲まれた広い地域です。その間には会津盆地と磐梯山や只見に続く奥深い山地があります。
  会津の未知の山を登るには、「会津百名山 ガイダンス」という本が役立つそうですが古本屋でもアマゾン通販でも入手困難です。やはり頼りはインターネット。検索すると「会津百名山は、'96・ '97年度に会津保健所と南会津保健所の健康増進事業として、 「会津百名山リストアップ委員会」(委員長 渡邉幸夫)により選定された山である。'98年4月に、歴史春秋社より「会津百名山 ガイダンス」のタイトルで 出版された。中・小規模の山だが、道がない山も多い」とのことで、標高順でリストされていました。もちろん最高峰は東北一番の尾瀬の燧ヶ岳です。2000mクラスの高い山々は日本100名山、200名山、300名山に入っているので登ったこともあるのですがそれより低い峰々は登り残したものも多いと分かりました。そこでまたインターネットで山々の所在を調べてみると奥羽山脈・越後山脈・飯豊山地・吾妻連峰・奥会津(南会津)・西会津・尾瀬などは「はっきりした定義・区分がない。」とは! びっくりしました。小中学校の社会で教えられ、高校入試で必死に覚えたのは何だったか? 74歳すれすれになってようやく文科省と国土省の垣根がわかりました。
  とはいえ今回の「会津川口(橋本屋旅館)をキーとした只見川両岸の6つの会津百名山に遊ぶ」という久曽神さんの計画は魅力いっぱい、大歓迎でした。会津百名山のうち66笠倉山(只見町)、67黒男山(西会津町/柳津町)、76国士山(金山町)、81惣山・前山(金山町)、85美女峠・俎倉山(昭和村)となります。
  白砂青松の瀬戸内で生まれた礒田には、17歳で初めて見た「大山のブナ林」の印象がこの齢まで尾を引いています。世界中のブナ林を見てみたい。そんな気持ちですが会津地方の山々には、あの白神山地に劣らぬ広さのブナの自然林があります。6月から続いた異常な数の台風や酷暑でしたが、この秋も全山ブナ黄葉を見ることができると期待しておりました。
  理系にとってはブナ林を見分けることも楽しみの一つです。日本のブナ林は5群集に見分けられ、会津地方はブナ―チシマザサ群集に区分され、標高や地形・水環境によって5つのサブグループが分布しているということです。すなわち
・ アオモリトドマツ亜群集:(主な構成種)アオモリトドマツ、ハリブキ、ゴゼンタチバナ
・キタゴヨウ変群集:(主な構成種)キタゴヨウ、クロベ、ホツツジ、ユキグニミツバツツジ、オオハナヒリノキ
・ユキツバキ優占型典型亜群集:(主な構成種)ユキツバキ、オオバクロモジ、オオカメノキ、ヒメアオキ
・アオモリトドマツやユキツバキが混じらない典型亜群集:(主な構成種)チシマザサ、ヒメモチ、エゾユズリハ
・トチノキ亜群集:(主な構成種)トチノキ、サワグルミ、エゾアジサイ、ハイイヌガヤ、ジュウモンジシダ、オシダ
  今回の山々は1000mそこそこですから高標高のアオモリトドマツ亜群集には到達できませんでしょう。斜面、沢や尾根を歩む時には左右を見て環境に適応したブナ群集を楽しんで行きたいものです。写真を見てください。
  久曽神リーダーからレンタカー中で、「今回の6山のうち本命は笠倉山」と伺いました。インターネット事前調査でもこの山は道無し山です。他の5山は踏み跡や巡視路があるように掲載されています。ですがこれらの道あり山でも今夏の豪雨・台風の影響や茸シーズンの現地規制で林道や作業道がどうなることかアプローチがハラハラものでした。またお天気の具合によっては登るのを諦める山も出てくるでしょう。11/03の天気予報では晴れ晴れ曇りの好天ですが… 

結論を言わせていただければ会津百名山は低くてもありがたく素晴らしいです。

丁寧な「ですます調」はここまで
 【記録】
 11/04

  半日しかないのでまず1山、黒男山という変な名前の山を久曽神さんは最初に選んでくださった。祝沢橋手前の三叉路ロータリーに駐車、立派な道標がある。なにが目的かわからぬがサンシェードを下した1台が停まって男性が休んんでいた。久曽神さんは「昨年に偵察した時は道標もなく、左や正面の林道を進んで登山口を探しまくった」と言って1年間の変わりように吃驚していた。直進すると木地夜鷹山や夜鷹山に通じるという。なんと高原からの林道にもう一台が下ってきた。
 ロータリーから左に祝沢橋を渡ると、袂(たもと)の右に登山口道標と積み重ねられた砂袋がある。ありがとうございます。砂袋を土台に踏み、斜面の小枝を掴んで登ると山路に立つ。ついで尾根に沿っているがなかなか手ごわい巻道を、またまた枝を掴んで積み重なった落葉を踏み締めて登ると尾根筋の踏み跡に出た。広葉樹の間に傾斜が緩やかな道がある。左の谷側には紅葉が映えていた。
  ブナに落葉広葉樹も混淆する木々の間を登る。黄色に混じる楓類の紅葉が美しかった。ブナの樹高が次第に低くなる。685m峰に登りつくとそこにはキタゴヨウが林を作っていた。
  685m峰を越すと目前のコシアブラの薄黄色やタカノツメの鮮黄の葉の先に、期待してきた錦秋の山肌の繋がりが青空の下に伸びていた。青空の中に白い線が走るのは飯豊連峰だろうか。標高700mを越すとミズナラやブナの高木林になり見通しが悪くなる。林を抜けて青空が見通せる地点に着いた。展望台(展望所?)と言われる場所なのだろう。遠望すれば七ッ岳らしい峰々の繋がりやぐるりとの頭を回すとこれまた遠くに磐梯山が見えた。絶景だ。
  休憩した後の一登りで暗い杉林の950m峰に着いた。ここが「しめ縄」であろう。正面の大木には「注連縄」が巻きつけてある。注連縄の下の洞(うろ)には滑らかな青黒い丸棒石がまつられていた。多産か安産の神様に違いない。注連縄から伸びる尾根には杉が続く。ブナやミズナラの林の上に杉林があるとはなんと不思議なことだ。ここからわずかな標高差である黒男山の頂上へ向う。
  黒男山の頂上には三角点があった。地形図からは西会津町と柳津町との尾根筋境界だ。登山口は三島町、注連縄の神様はどちらを向いているのだろう。境界尾根の先にも踏み跡が続いている。三角点の他に何もないかと探してみたら手作りの「黒男山」の山名板がブナに下がっていた。やはり会津百名山のひとつだ。山頂は明るい林のただ中だが、展望は枝の間からわずか。緑のシーズンなら何も見えないだろう。
  下山は往路を辿る。登りでは撮影し損ねた、曲がったブナの大木やムキタケが生えた枯れ木などをカメラに収めて下った。注連縄に参拝があるせいだろうか、何か所も太い藤蔓が切断され登山路が大切に保全されているのが解る。

11/05は
  5時に起きて持参の即席食を済ませた。「旅館の朝食に合わせていると下山が日暮れ過ぎになるかもしれない」との不安解消のため(久曽神さんの計画)だ。テレビの天気予報は曇雨で本命の笠倉山の急斜面の薮登りが心配になる。笠倉山は「会津のマッターホルン」3座(土埋山・蒲生岳・笠倉山)の一つで急峻さが売りの山だ。窓から覗くと外は濃霧、気が重くなった。
  橋本屋旅館からR252(沼田街道)を走り、塩沢橋を渡って集落へに、林道に入ってすぐの神社と地形図地図記号とを照合し現在地確認ができたので一安心した。林道起点と看板があったのも材料だ。林道を清水平に進むと立安沢分岐標高点398m付近になんと通行止めの馬があった。手書き看板には「この先、危険個所あり」とある。仕方なくここで駐車して歩くことになった。
  通行止めから林道を歩み山肌の上に漂う霧を見上げ、渓流を見下ろしながら「こんな道なら車でOK」と呟きながら上水道取水地点を過ぎて栃の木橋を渡った。着いた林道終点広場(清水平)には馬の字(馬尾滝)が残る古い道標がある。ここまで車通行できるのではと思うが地元の事情があるのだろう。この駐車場の広さはかっては馬尾滝が名所で多数の車がきたに違いないことをあかしている。最新情報が少ないところから見れば笠倉山に登る人は昔も今も稀と伺われた。
  広場から狭隘斜面徒歩道が始まる。積もった落ち葉だけでなく湿った泥粘土や苔の着いた石がある滑りやすい巻道で、道を切る小沢に会うたび肝を冷やす。尾根筋にでて道が幾分広くなった。杉林がある。が、情報にあった赤符目印が見つからなかった。地形図を見ながら笠倉沢まで行って現在地を確認する。「馬尾滝はさらに先か、観光客には無理だな」と思いつつ、引き返して杉林(登山口)に戻る。
  久曽神さんの決断で杉林に入って斜面に取りついた。20m位登って目印テープを見つけ安心した。杉林を抜けると広葉樹林の急斜面に代わる。ブナ林の林床に緑のイワウチワ群生がある、なるほど。ブナ高木が広葉樹中木に代わると林床は薮となり急斜面の細木を掴み隙間を探して久曽神さんの熊鈴の音を追いかけてよじ登ることができた。見上げた空の霧が青く染まりはじめ、「予報より天気がずっとよい」と少し気楽になったが急斜面はきつい。
  尾根斜面が細くなり左右の谷が深くなる。一筋しかない細尾根を塞ぐ薮には目印テープ、ありがたいがどう抜けるか、左か右にぶら下がるか、思案して右の緑苔斜面を踏み、薮の枝を掴んで乗り越え回り込んだ。出てくる段差をどうにか凌ぎ、密薮に顔をはたかれ、押し戻されながらどうにか薮の切れ目にでた。気が付けば雲海の上だ。急斜面の薮が続く。久曽神さんの熊鈴の音も少し遠くになった。目の上に薮の切れ目、その先は平坦尾根らしい。平坦になったと思ったら目の前に小峰がたつ。息を整えて薮の頂上尾根を進む。
  イヌツゲ薮の向こうにキタゴヨウが立ち、その先の薮を越すと大展望が待っていた。東方向を振り返ると遡った谷間が、南だろうか蒲生岳、鷲ヶ巣など、西になるのか浅草岳や守門岳、北には遠くに矢筈岳、中ノ岳などかって登った懐かしい山々が囲んでいた。
  展望を満喫しながら笠倉山三角点993.7mに着いた。ここからは登ってきた尾根筋は隠れて見えない。谷筋を目で追うと田子倉湖やその先のさらに懐かしい奥只見の山々も見えた。感傷も一瞬、頂上稜線を引き返す。頂上稜線から急斜面へ降下には目印テープに感謝、頂上稜線を行き過ぎるところだった。小木を掴み、目印テープを探しながら薮尾根を下る。陽射しがきつい。
  標高800m辺りで密薮を抜けたが林床にはまだ薮、薮の間の急な泥斜面に積もった落葉が足をとる。100mも下るとブナ林になり幾分薮は薄くなるが斜面に小尾根がいくつも発生分岐していた。素直に下って北に迷い込んだが久曽神さんの往路のGPSトラックを見て復帰できた。わずか水平10mの尾根違いだった。樹林の中、道なき山の中腹には古典教科書的なコンパス・地図読みだけでは危ない。
  登山口上の杉林が見えてきた。杉林の中を見下ろすと登りには見えなかった幾筋も目印赤符があった。登山口に一つあったらこれらを追えたのにと残念に思った。登山口から落葉樹とユキツバキの間を抜けて巻道を帰る。驚いたことに林道末端広場に地元Noの軽トラが駐車していた。通行止めの目的は何だと不快になる。気を取り直して黄葉に挟まれた林道を下る。背後には青天黄葉の笠倉山が見え、あんなに厳しい山がこんなに低かったのかと呆れてしまった。通行止めに帰着して次の前山に向かった。


 
  塩沢橋から会津川口駅前に帰りR23からR400に進んでフェアリーランドかねやまスキー場に左折して太郎布・前山惣山登山口に着いた。かって、久曽神さんは惣山に登ったが時間切れで前山は未踏、これが動機だそうだ。礒田にとっては前山一つでも登ることができれば満足だ。林道入り口には「太郎布野鳥の森」看板がある。描いてある野鳥は埼玉の里山でも見られる種類だ。会津ならばもっと鳥愛好家が求める種類が訪れるに違いない、とは思い過ぎか。
  登山口を出発する。尾根までは林道だ。軽自動車が下ってきて驚いた。久曽神さんは「惣山からだろう」と当たり前のようにのたまう。運転していた男性の強張った顔は悪路が続いた証明ではないか。
  林道から尾根の徒歩道へショートカットする。徒歩道から見下ろすカルデラの沼沢湖は藍色に、これが暮色か。緩斜面の尾根から前山頂上を見上げた。振り返り沼沢湖を挟んだ惣山を望むと頂上にアンテナ2基が目立つ。前山と惣山の間のコルは深く縦走するには下りと登り返しにそれ相当の覚悟が要りそうだ。
  目前の前山は斜面に電光道が切られて小学生でもハイキングできると思われた。落葉で埋まる登山路を久曽神さんを追いかけると頂上尾根に着いた。前山頂上の三角点(835.2m)回りは枯れたスゲや茶色のワラビ、葉を落とした灌木の薮で囲まれている(帰宅後GPSトラックログと比較すると国土地理院電子地図の三角点と位置が違う、こんなことにこだわらなくてもいいのにと思うが)。近くに山名板もあった。日が落ちかけた落ち葉道を急いで下る。周りの木々は黄葉だ。沼沢湖も日暮れて藍から黒になって暗い。登山口に帰着して沼越しに秋色の太郎布集落をカメラに収めた
 11/06の天気予報は雨/曇り
  橋本屋の女将と久曽神さんの約束通り朝食は持参の即席、昨日より少し遅出で旅館を出た。外は霧で薄曇り、山は見えない。国土山か俎倉山(美女峠)のどちらを優先するかは久曽神さんに任せた。
  選んだのは美女峠、会津川口からR400を13Km南下して左に美女峠入口の道標を見つけて林道に入り四つ角広場に駐車した(運転できない礒田は久曽神さんに頼りきり、大感謝)。霧が舞う広場には麓から林道2本、上に美女峠へ向かう林道が1本別れている。広場には他に車はない。道標「美女峠」や「ウォーキング」の矢印標柱と看板があるが肝腎の美女峠への矢印が見つからない。ということは「美女峠へ観光客にも車でアクセスできるのでは」と思うが安全策を取りここに駐車した。標高から見て上へ延びている林道を歩くことになる。
  林道に沿って電線が頭上を渡って行っている。なぜか? 広葉樹が葉を落し、中でもハウチワカエデの紅と周りの黄が印象的な道である。黄色はイタヤカエデやミズナラ、栗などが目立つ。電線が林道を横断し斜面を登って去る。林道が尾根に登ると右手樹間の峰が俎倉山かと思わせる。霧が山を朧にしているが幸いにまだ雨粒の兆しがない。赤符が下がる俎倉山登山口に着いた。
  国土地理院電子地図ではここが美女峠だがなにも道標がない。地元的にはまだ先があるらしい。林道を進んで高姫清水に着いて看板の標高をみた。事前に調べた標高と合わないし、湧き口もない暗い沢の水場だった。ただ左の下り斜面には黄葉したカラマツ林があり風情が無いわけではない。林道を少し進んで「美女峠頂上」という道標に到着した。峠らしくその先は下りになる。林道の前に遮るものがないようだ。ただ道標に「782m」とあるがGPSで820m、「ここは標高点810mでもないのか」と頭が混乱した。 
  俎倉山登山口に下り返して紅葉したカエデの間を登る。登山路にはオレンジやピンクのテープ、赤標識杭が途切れなく続いていた。急坂になっても変わらない。急斜面に岩が出てくるとロープが続く。登山者の便宜には幾分くどすぎると感じていたが頂上尾根にアンテナ設備があるので納得した。最初はNHKの設備、ついで大きなパラボラ塔も立つ。整備された徒歩道・ロープ・テープ・杭はこれらの管理のためのそれに違いない。ありがたいことだ。標識杭の最後の番号は88、埋設電力線表示だろう。これが林道の電線の末端先だ。その先踏み跡が一挙に薄くなる。どうにか枯れたワラビや結実したコマユミなどの薮の中に昭和村の俎倉山三角点(1056.5m)にたどり着く。先着の久曽神さんの声も導いてくれた。
  三角点周りの木々は葉を落として既に裸だが何も樹間からの展望がない。薄いが雲で覆われているからだからだろうか残念だ。降雨を心配して早々に下山する。駐車場に帰着して袴沢林道を下り、国道の「旧美女峠入口」に帰ってきた。国道に出てしばらくたつと、大粒の雨粒がフロントガラスを滔滔と叩く。国土山をスキップして本当に良かったと思った。
  会津川口に引き返し、早々に郡山に向かった。JR駅レンタカーで手続きを済ませてもらい、郡山発13:39なすの276号(始発)に乗車して雨にぬれず自宅に着くことができた。こんなこともささやかな喜びだ。(感謝!!)(記:礒田)

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(写真:礒田)

 
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