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足尾山地 庚申山 鋸山 皇海山(2144m)

  

23日の歩行記録(YAMAPから)

【期  日】 2018年9月22日(土)~24日(月)

【メンバー】L:Ks.O Yo.S、Ch.K (会員外)Ju.S

【往復】
(往路)志木 6:30 ~ 所沢IC ~(関越、北関東自動車)~ 伊勢崎IC ~ 9:00 富弘美術館 10:30 ~ 11:00 銀山平かじか荘
(復路)銀山平かじか荘 12:30 ~ 太田薮塚IC ~(北関東、関越自動車道)~ 所沢IC ~17:00 志木

【コースタイム】
(22日)銀山平登山口 11:45 ~ 13:15 一の鳥居(庚申七滝)13:30 ~ 14:05 鏡岩 14:10 ~ 夫婦蛙岩 14:20 ~ 仁王門 14:30 ~ 14:50 庚申山荘
(23日)庚申山荘 4:50 ~ (朝食) ~ 6:40 庚申山 6:45 ~ 9:00 鋸山 9:10 ~ 不動沢のコル 10:00 ~ 10:50 皇海山 11:20 ~ 不動沢のコル 11:55 ~ 鋸山 12:40 ~ 六林班峠 14:00 ~ 天下の見晴分岐 16:55 ~ 17:10 庚申山荘
(24日)庚申山荘 8:00 ~ 一の鳥居 9:10 ~ 10:20 銀山平登山口

【コメント】
(22日)曇 この日は庚申山荘まで行くだけなので、草木湖のほとりにある富弘美術館に立ち寄ります。外観からは分かりませんが、展示室は円形の特徴のある美術館です。星野富弘氏は、体育のクラブ活動中の事故で首から下が不随になり、口で絵を描き始めたとのことですが、このような作品を口だけでどうして描けるのか驚きです。
  

 銀山平登山口の国民宿舎かじか荘で庚申山荘の利用料(一泊2,050円)を払い、登山届を提出して、林道を歩きだします。庚申川沿いの道は、滝や沢があり、水の豊富な山です。
  

 林道を一時間半ほど歩いて、一の鳥居に到着、ここからは山道になります。その前に、庚申七滝に立ち寄ります。遊歩道があり、昔は大勢の人が訪れたのでしょうが、遊歩道の大部分は立ち入り禁止で、荒れている感じは否めません。
  

  

 橋を何回か渡り、丁目の標識を過ぎていきます。
  

 鏡岩が山荘までの丁度半分位でしょうか。ここら辺から、登りが少しきつくなります。鏡岩(孝子(こうし)別れの処)には、次のような伝説があるそうです。
昔,足尾の里,中才の猟師が庚申山に猟に行ったが,不幸にして吹雪にあい谷底に落ちてしまった。 登ることもできず,凍死寸前に一頭の老いた大猿が現れた。猟師は「自分をこの谷から救い出してくれたら自分の娘を嫁にやってもよい」と頼んだところ, 不思議にもその猿は人の言葉が分かるらしく,喜んで同類を集め,猿ばしごを作り猟師を無事に救った。
 帰宅した猟師は我が身は助かったものの、その大猿との約束に苦しまなければならなかった。長女も次女も猿の妻になることを肯じなかったが,末娘は父の約束を果たすために猿のもとへ嫁いでいった。その後猟師は娘に会うため何度も山に登ったが,なかなか会うことができなかった。そしてある日,この岩の前で娘にあうことができたが,娘はもう人間の姿ではなくなっていた。父娘は二度と会うことはないと,涙で別れたという。
 娘が獣に嫁ぐところは「美女と野獣」と同じ、結末は違って、悲しいお話です。


 夫婦蛙岩、子蛙まで乗っているように見えます。続いて、仁王門。信仰の山らしく旧跡が多いです。
  

 庚申山荘に到着。普段は無人小屋ですが、この日は管理人さんがいました。寝具はあるので、シュラフは持参しなくてすみます。


 庚申山荘は電気がないので、早めに夕食の準備に取り掛かります。この日のメニューは、味噌仕立ての豚汁、とても美味しかったです。Kさんに感謝。


  小屋はがらがらかと思いきや、6時過ぎに8名のパーティーをはじめ何組か到着して、二十数人になったようです。電気がないので、さっさと就寝して、明日に備えます。

(23日)晴時々曇り この日は長丁場なので、まだ暗いうちに出発。赤い梯子を登り、一ノ門をくぐり、コウシンソウ自生地との分岐、大胎内くぐりを通ります。かなり険しい道が続きます。
  

  

 見晴しの良いところで朝食を取り、庚申山1892mに到着。
  

 庚申山から先は地図では破線となり、藪こぎがあったり、尾根を歩いたり、登って下ってとなりますが、一番の難所は、薬師岳の下りです。50m位はあるでしょうか、一人づつ慎重におります。
  

  

ここを登り返して、更に鎖、梯子を越えて、鋸山に到着。
  

 鋸山からの下りは急で、ロープを掴まりながら降ります。不動沢のコルに着くと、皇海橋から登ってきた人が大勢いました。
  

 不動沢のコルからは普通の登山道を歩いて、皇海山2144mの山頂に到着。ゆっくりお昼を食べました。


 来た道を鋸山まで戻ります。不動沢のコルから先は人がいなくなります。鋸山からは六林班峠へと転がりそうな笹の急坂を降ります。
  

 背よりも高い笹をかき分けかき分け歩いて、道が合っているか不安になりましたが、六林班峠に着いてほっとしました。聞いてはいましたが、すごい道です。
  

 藪漕ぎも凄かったですが、六林班峠から庚申山荘への道はある意味でもっと凄かったです。道に迷うことはなく、傾斜も緩やかなのですが、笹原に強引に作った道なので、笹の茎が滑る上に、道が谷側に傾斜していて歩きにくく大変です。そろそろ天下の見晴への分岐だろうかと思って、GPSを見るとまだ半分!昭文社の地図では1時間50分なのに、3時間かかりました。我々だけかと思ったら、山荘に戻ってきた人は口を揃えて、大変だった、時間が倍かかったとのこと。往きは庚申山の尾根を、帰りは六林班峠を通るのが、一般的なコースのようですが、尾根をピストンした方が楽なのではと思いました。
  

 この日の夕食はカレー。レタス、トマト、キュウリ、パプリカ、サラダ豆、シーチキンのテンコ盛りのサラダがついて、山小屋とは思えない贅沢な夕食でした。夕食を食べているうちに、外は真っ暗、小雨も降りだす中、帰ってくる人もいて、皆さんお疲れのようです。8名のパーティーは7時過ぎに帰着、それから銀山平まで下山していきました。道に迷わなければと心配しましたが、無事帰宅したようです。

(24日)曇り時々晴 かじか荘の日帰り湯が10時半から営業なので、ゆっくり8時に出発しました。水ノ面沢沿いの道を歩き、水の豊富な山と改めて感じました。
  

  

 無事、登山口に到着。庚申の湯に入り、かじか荘で昼食をとり、帰路に着きました。かじか荘はきれいで、お風呂もよく、食事も美味しく、今度泊まってみたいと思います。
  

 皇海山へはこのクラシックルートで登りたいと思っていたので、念願がかない嬉しかったです。六林班峠の笹原にはびっくりしましたが、歩き応えのある楽しい山行でした。

 記:Ks.O